序章『3Dの理由』

まずらんま1/2の特長として、ラブコメと格闘漫画が融合している。
これがストーリーと密接に関わった必殺技に繋がる。
そう、らんまは元々単なる格闘ゲームにするには無理のある漫画なのです。
しかし、ありえないシチュエーションの「夢の対決」をするにはゲームが一番よいんですね。
というわけで無理にでも考えてみます。
早乙女流格闘技は空中戦が得意、つまり、3D空間をフルに活かした戦いをするのです。
それに飛龍昇天破のように桁違いに規模の大きな技も中には存在します。
飛龍昇天破や獅子咆哮弾のような巨大な技はカメラを相当引かないとまともに画面に入りません。
全部を画面内に収める必要が無くとも、少なくとも十数メートルは下がらなければならないでしょう。
これらから、まともにらんま1/2の格闘を作ろうとしたらどうしても3Dが必要になるわけです。