一章『必殺技の出し方』

前回は、技の性質から3Dにする必要があることを述べたので、今回は操作方法について考察してみます。
まず、3Dのゲームなのだから3D空間を自由に動き回れることは必須でしょう。
格闘ゲームでは通常対戦者は常に向かい合っていますが、らんま1/2ではしばしば相手に背を向けて逃げるシーンがあります(代表的なのが敵前大逆走)。
だからして、自由な方向を向いて逃げる方法があったほうがよいわけです。
必殺技の出し方ですが、前にも言ったように技の多くはストーリーと関わっています。
更に突っ込んで言うなら、状況依存の技というわけです。九能流木刀ささら崩しなど、相手が木刀を持っていないと使えません。
だからして、強い必殺技などは、難しいコマンドを入力するのではなく、難しい”状況”を作り出して、そこから簡単なコマンドで発動できるようにすべきでしょう。
例えば、飛竜昇天破は、闘気の渦を発生させてアッパー。それだけです。
螺旋のステップに巻き込むのは難しそうですが、一見じわじわと追い詰められているように見せかければ時間はかかっても可能でしょう。
獅子咆哮弾は良牙が元々不幸なキャラだったため強い割りに撃ち放題だったが、やはり完成形には条件を設けるべきでしょう。
初心者にはコマンドを連続的に入力するより同時押しのほうがなじみやすいらしい。
4つのボタンの組み合わせだけで15種類、方向キーも使えば数は充分でしょう。
話を戻すと、このときにこの行動をしたらあんな状態になる→そんな状態である操作をすると技発動!と。
長い目で見ればこれもAABBLAA↑みたいなコマンド入力なんだろうけど、その途中経過が目で見て分かったり途中に別の技織り交ぜたりしてさあ。
非常に簡単に言えば、準備→発動の流れ。