こんな話考えてみた「雨降り鬼とローラ姫」

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記入日2017-02-27
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(会話のみ)
雨降り鬼「よぉ、久しぶりだな。」
ローラ姫「どの面下げて戻ってきたんだい。」
雨降り鬼「まあそう言うなって。お前の顔を見に来ただけだ。」
ローラ姫「じゃあ見たら帰んな。ん?アメちゃんは来てないのか。」
雨降り鬼「ああ、あいつは仕事だ。」
ローラ姫「孫に仕事させといて自分だけ来るなんていい根性してるよ。」
雨降り鬼「あいつはやりがいを持って自分でやってる。俺が連れ回す必要はないさ。」
ローラ姫「でもばいきんまんが出て危なくないかい?」
雨降り鬼「大丈夫。奴の出ないところを日照りにしてる。」
ローラ姫「日照りって、まさかあんた、アメちゃんに雨降らさせるためにわざわざ日照りに?」
雨降り鬼「ははっ、そんなところだ。雨降りマシンは高性能だからな。」
ローラ姫「あんた鬼だね。」
雨降り鬼「ああ、鬼さ。」
ローラ姫「そんなことやってるとみんなから嫌われるよ。」
雨降り鬼「それが鬼の仕事だ。仕方ないさ。でもアメちゃんにはそんな思いさせたくない。」
ローラ姫「やれやれ。勝手な親父だね。」
雨降り鬼「お前にも嫌われ役押し付けちまって悪かったな。」
ローラ姫「そうでもないさ。ここで友達もできた。」
雨降り鬼「ロールパンナか。」
ローラ姫「まあな。」
雨降り鬼「…お幸せにな。」
ローラ姫「さ、もう充分顔も見ただろ。帰んな。」
雨降り鬼「そうさせてもらうか。帰る前に少し手伝ってやろうか。」
ローラ姫「あたいの手伝いしていいのはロールパンナだけだ。」
雨降り鬼「わかったわかった。じゃあな。」
ローラ姫「アメちゃん連れてまた来いよ。」