ある日のことでした。
ひさしぶりにバナナを食べたいなあ、と思っていたら、大きな穴(どうくつっていうみたい)の中にバナナがあるのを見つけました。それがとてもおいしそうだったので、ぼくは走ってバナナを取りにいきました。ぼくがようやくバナナにたどりつき、バナナを食べようとしたとき、いきなり大きな音がしました。
どうしたものかと、バナナをほおばりながらうしろを見ると、穴の入り口はいつのまにかしまっていました。ぼくが、バナナをあじわいながらまわりをみわたすと、かんばんがひとつありました。
「 バナナの洞窟
試練を克服したものにだけ
おいしいバナナを与えよう 」
やっぱりここにきてよかった、と思いましたが、ぼくはうまれつきばかなのでどうやったらバナナを食べれるのかわかりません。
どうか、ぼくにおいしいバナナを食べさせてください。
※古い資料です。現在は一部当てはまらない部分があります。