さび太郎子守唄

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読みさびたろうこもりうた
表記ゆれ
  • さび太郎子守歌
  • 篠原恵美(さび太郎)
  • 森の木児童合唱団(コーラス)
作詞
作曲
編曲
カテゴリ
登場人物

説明

アンパンマンとおさびし山のさびたろう」の挿入歌。
さび太郎の唯一の特技であり、出会った人に聞かせている。
しかしその歌声は悲しく、聞いたものは全員泣き出してしまう。
作中で合唱曲に編曲され、明るい曲調になった。

歌詞(1番のみ)

おさびしやまの サビ太郎
北風 ヒュンコラ 吹く夜は
細い三日月 きえそうで
ひとりぼっちの 山の上
さびしいよおー と 泣いている*1

歌の内容

上記の通り、暗いのは歌声よりむしろ歌詞である。
歌は3番まであり、2番が雪積る夜にキツネの凍瘡をうまく治せないで悲しんでいる様子を、3番が夜更けに逸れてしまった小鳥が両親に会いたがっている様子を歌っている*2
一方で曲調は、1番が暗く静かな感じの独唱で、2番も同じく独唱だが段階的に明るさを増す編曲に変わり、3番が明るい感じの合唱となる。
歌詞は最初から最後までどん底の暗さだが、明るく歌える歌でもあるのだ。

なぜ「子守唄」か

ところで、この歌のタイトルは「さび太郎子守唄」である。
しかしこんな暗い歌で子供は眠れるのか。
さび太郎は北風がヒュンコラ吹いてる夜に山で一人泣いているのだ。
そしてこの歌は最後には明るくなる。
明るい歌を歌ったら子供は起きてしまうんじゃないか。
しかしこれは、子守唄が「子を守るための唄」であるということが前提となる。
子守唄には、「子を守るの唄」という側面もある。
後者の意味での子守唄は、暗い歌詞であることが少なくない。
さび太郎子守唄も「子を守る者の唄」だったわけだ。

しかしここで根本的な疑問が湧く。
「子」って誰なのか。
さび太郎自身が子供であるため、彼が子持ちであることは考えにくいし、親戚の子を預かることもありそうにない。
この歌は2番と3番が動物(しもやけの狐、はぐれ鳥)を歌った内容である。
しかも、2番ではしもやけの狐が膏薬を塗っている。
狐は自分で膏薬を塗らないから、さび太郎が世話したのだろう。
3番のはぐれ鳥についても、会いたい相手はさび太郎の親ではなく鳥の親なのだろう。
このことから、「子守唄」の「子」というのは動物の子である可能性が高いと考えられる*3

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それいけ!アンパンマン'94 7