数日前に見てきました。
「映画」ネメシスという表記だから、テレビドラマ版もあったりするのかな。と思うぐらいにはテレビドラマ版未履修。映画館でポスター見て面白そうだと思ったので見ました。もちろん、テレビドラマ版はあります(ネメシス|日本テレビ)。
冒頭に最低限の基礎知識は出るので、予習なしでも話が分からなくなるようなことはありません。テレビドラマ版を見ていればさらに深く理解できていたのかもしれませんが。
この先、多少ネタバレあります。
「謎を解くたび、誰かが死ぬ。」というコピー。
そうだと言えばそうだし、そうじゃないと言えばそうじゃない。一人ずつとは言ってないし、謎を解かない限り死なないとも言ってない。
前半は何が起きているかわからないまま何人も何度も次々と人が死んでいくので、ちょっと気持ち悪い部分がありました。
その気持ち悪さを解き明かしてカタルシスに変えていくのが後半。前半で怪しいな、おかしいな、と思っていた部分が、ああなるほどと腑に落ちたり、思ってもみなかった展開だったり。
事務所に依頼のあった身代金事件と、アンナが夢に見た殺人事件が並行して進んでいく一方、実はもう一つの話が裏ではひっそり進んでいて、それがいい感じにフェイクの伏線になっている感じ。
夢の中に飛び込んだかのような終盤は映像作品として圧巻。映画撮影ではCGを、撮った映像ではなく、映像を撮るスタジオに投影して撮影するということがあるそうですが、その撮影手法を撮影じゃない方に向けたら?
物語のキーアイテムだったアンナのペンダントの結末に関しては、正直、納得できるようなできないような…という感想。概念上存在した状態で事実上永久に悪用の道を塞いだわけだけれど。
なお、この映画で犬は死にません🍅
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