ソフトアンパンチ

説明

*1b*1c
関連エピソード：りんごぼうやとみんなの願い

相手を傷つけない「やさしいアンパンチ」。
微笑みながら腕を回転させ、軽く叩きつけると、微妙な衝撃波が発生し、相手は力なく無傷ですっ飛んでいく。
ばいきんまんは「ソフトバイバイキーン」と言い残して吹っ飛んでいったが、これがソフトアンパンチの効果なのか、ばいきんまんが空気を読んで捨て台詞を変えたのかは、よくわからない。

なお、原作となった絵本『アンパンマンとリンゴぼうや』でもこの技を披露していた。
この絵本は原作者やなせたかしの遺作であり、ソフトアンパンチは本家アンパンマン最後の技と言える。
絵本を見た時はこの概念的で抽象的なパンチは映像化不可能だと思っていたが、見事に映画になったわけだ。

ここまで言っておいてなんだが、ばいきんまんや彼の乗るペロリダダンダンを傷つけないためではなく、その舌上に育ったリンゴの樹を折らないために使われた技である。
ペロリダダンダンは、ソフトアンパンチでは確かに無傷だったが、バイキン城に落ちたときに壊れてしまった。
それでもリンゴの樹は無傷だった。