日付 | 2011-07-02 |
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区分 | 劇場版第23作 |
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関連 | |
オープニング曲 | |
エンディング曲 |
ヘンテエネルギーは…なくなろうとしている…
クリームパンダを宇宙一のヒーローと勘違いしたココリンはいきなりクリームパンダを故郷のヘンテ星に連れ去ってしまう。
ヘンテ星では星が持つヘンテエネルギーをあらゆる用途に使い、食料もヘンテエネルギーのみから生成していた。
そのヘンテエネルギーがほとんど使い果たされて危機的状況にあったため、エネルギー問題を解決するヒーローをココリンが勝手に探していたのだ。
ココリンはこれにより名誉を得るつもりだったのだが、もちろんクリームパンダにそんなことができるはずもなく、ココリンとクリームパンダは地球に逃げ戻ってくる。
ヘンテ星の深刻な状況をジャムおじさんに説明すると、ジャムおじさんはパンを作って食べれば良いという。
パンでヘンテ星を救って名誉を得るため早速パン作りを習い始めるココリンだったが、初めて作るパンに悪戦苦闘。
パンを作るには相手のことを思って真心をこめれば良いといわれたが、ココリンにはそのことがよくわからない。
どんなときでも味方だと言ってくれたアンパンマンにも口出しをされ、ついにはパン作りが嫌になってパン工場を飛び出してしまう。
そこにヘンテエネルギーを狙ったばいきんまんがやってきて、ココリンをだましてヘンテ星へ案内させる。
ヘンテ星についたばいきんまんは星を攻撃し、残りわずかだったヘンテエネルギーを最後の残りかすまで奪いつくす。
そしてやみるんるんを使いヘンテエネルギーを悪のエネルギーに変換してしまう。
ココリンは悪のエネルギーを浴びせられ、追ってきたアンパンマンたちの前に巨大なブラックココリンとして立ちはだかる。
しかしココリンの味方であるアンパンマンはどうしてもブラックココリンと戦うことができない。
説得も聞いてもらえず、どうすることもできなくなったアンパンマンは、ブラックココリンの体内に入り、自分の顔のすべてを与える。
アンパンマンを食べたことでブラックココリンは地球での暮らし、みんなの真心を思い出して、元のココリンに戻る。
そして、顔を失ったアンパンマンのために、アンパンマンが元気になるように、笑顔になるように、真心こめて新しい顔を作る。
ジャムおじさんの指導のもと、ココリンはついにアンパンマンの新しい顔を作り上げる。
新しい顔でアンパンマンは復活し、ばいきんまんを撃退。
しかし、ヘンテエネルギーは戻って来ず、ヘンテ星のみんなは絶望してしまっていた。
そんなヘンテ星のみんなに、真心こめたパンが振舞われたのだった。
真心込めて作ればいいというが、もちろん真心そのものでパンがおいしくなるわけではない。実際には、相手のことを考えて作ることで、手を抜いたり余計なことをしなくなるということだろう。真心パンチで生地を痛めつけたり薪を必要以上に使ってパンを焦がしたりしていたココリンが、クライマックスのシーンではジャムおじさんの指示にまともに従って作っていた。
最後の最後まで見ればわかると思うが、最終的にヘンテ星という星はなくなってしまう。そもそも、昔持ってきたエネルギーを食い潰すだけの星だったので、はじめから滅びが運命付けられていたのだ。ヘンテエネルギーから食料が作られる都合上、エネルギー枯渇は餓死に直結する。代替エネルギーも星に存在しない以上、最終的には星を見捨てるしかなくなる。結局ヘンテ星は星ごと地球に持ち込まれ、ヘンテ星人たちは地球で暮らすこととなった。地球ではパンに限らずいろいろなものを食べていた。
あらすじにも書いたが、アンパンマンは今回顔を丸ごと与えてしまう。絵本のアンパンマンではしばしば見られた光景だが、アニメ版でやるのはおそらくこれが初。ある意味、最もアンパンマンらしい活躍といえるだろう。
ココリンは、最初アンパンマンから顔のかけらをもらうときものすごく驚いていた。これまでのアンパンマンシリーズに例を見ない驚きっぷりだったが、顔をちぎった行為ではなく、パンを食べる文化のほうに驚いていた。驚きどころがずれているような気がして仕方がない。
テーマ曲は『生きてるパンを作ろう』だったが、「死んでしまう」を映画のテーマ曲で使うのがはばかられたのか、該当部分の歌詞は「生きられない」に変更された『生きてるパンを作ろう~Brand New ver.』が使用された。
今回の変身ネタはUFO。手が無く体がフワフワと浮かんでしまうので、鍋になろうが*1ヒヨコになろうが*2お構いなしにパンを焼き上げたジャムおじさんですらアンパンマンの新しい顔が焼けなかった。でも、アンパンマンワールドのUFOって大抵高性能なマジックハンドがついていたような…?
アンパンマンが復活すると同時にみんなもUFO状態から元に戻ることができたが、アンパンマンが復活したあとにUFO化したばいきんまんたちはそのままだった。地球に戻り、ココリンのパンを食べたことでばいきんまんたちは元に戻った。食いに来る方も食いに来る方だが、快く分け与えるココリンもココリンだ。
今回のばいきんまんのロボットはエネルギー奪取に特化しており、戦闘能力はさほど高くはなかった。ただし、ヘンテエネルギーを取り込んで戦闘形態に変化してからは大暴れした。
劇場公開の時期の関係上、震災と結び付けて核エネルギー*3との関連で語られることが多いが、制作開始が震災前なので、直接の関係はないと思われる。
むしろ、ヘンテエネルギーが液体として存在していること、昔からあって枯渇しそうなこと、物的資源としても用いられることなどから考えて、どちらかというと石油エネルギーを意識しているものと思われる*4。
オープニング曲は、ドリーミング版のアンパンマンのマーチではなく、キャラクターたちが歌うバージョン。ラストのバトルシーンではサビの部分を繰り返した曲『ガンバレ!!アンパンマン』が使われた。
ドキンちゃんとホラーマンはばいきんまんがアンパンマンに吹っ飛ばされている間、バイキン城でゲームに興じていた。本体はいつものスーファミコントローラ風のものだったが、二人がそれぞれ持っているコントローラは無線式のプレステ仕様だった。インベーダー風の対戦ゲームをやっていたが、ドキンちゃんが三戦全勝だった。ちなみに、このとき使用されたコントローラはヘンテ星の襲撃の際にも使用された。まさかあのゲームは惑星襲撃のシミュレーションだったのだろうか…。
タイトルの「奇跡の星」というのは、万能なエネルギーもないのにうまくやっている地球のことではないだろうか。と、ふと思った。そうなると「すくえ!」の対象にはならないわけだが。いや、ココリンと奇跡の星 が 「すくえ!」ということなのだろうか。
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文章は「手のひらを太陽に」の歌詞と同一。
1ページが分厚いので見た目ほどのボリュームはない。あくまで「おまけ」レベルのボリューム。
アンパンマンとは全く関係ない内容だが、絵は今回のための描き下ろしだった。
DVD-BOXの価格は本作と同時上映のDVDを一緒に買ったときの価格と同じなので、価格的には特に損はない。
アンパンマンが見たいかやなせの絵本が見たいかで判断すれば良いと思われる。
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