アニメ「それいけ!アンパンマン」の情報を掲載している非公式のファンサイトです。
基本的にあらすじでは結末まで記述していますのでネタバレにはご注意ください。
(設定)
日付 | |
---|---|
区分 | 劇場版第22作 |
監督 | |
脚本 | |
シリーズ | |
主要キャラ | |
関わったキャラ | |
その他登場キャラ | |
舞台となる場所 |
|
行われた行事 |
|
登場した乗り物 | |
登場した食べ物 |
|
使われた道具 | |
使用曲 |
|
変装 | |
変身 | |
関連 | |
オープニング曲 | |
エンディング曲 |
ずっと歌いたかった、あの時から…
あらすじ
歌やダンスやおいしい食べ物は間違った幸せだとブラックノーズに教えられて暗闇の森で育ったカーナ。
母親のブラックノーズを暗闇の森から救い出し、みんなを間違った幸せから解放するために、カーナは暗闇の森から外の世界へ出てくる。
そこでカーナが見たものは、暗闇の森では考えられないような明るくて美しい景色、栄養があるだけでなくおいしくていろんな形をした食べ物、楽しく歌い踊る人々だった。
それが本当に「間違った幸せ」なのか疑いを持ちつつも、カーナは夜な夜な飛び回り、暗闇の笛を吹いて人々を暗い気持ちにさせていく。
何日も外の世界で過ごすうち、おいしいものを食べて自然に笑顔になってしまう自分、歌を聞いて体を動かしたくなってくる自分に気付く。
みんなが楽しくしているのが「間違った幸せ」ではないと確信したカーナは暗闇の笛を吹くのをやめ、このままでもみんなは幸せだということをブラックノーズに伝えに帰る。
ブラックノーズはこのことを快く受け入れ、最後に一曲聴かせてほしいとカーナに頼む。
しかしそれは罠で、ばいきんまんのメカが暗闇の笛の音色を全て吸い取り、世界中にばらまく。
そして世界中の人々が暗い気持ちになったことでブラックノーズは封印が解け、暗闇の森の外に出てきてしまう。
封印が解けて力を取り戻したブラックノーズは町中の人々を捕まえ、楽しい気持ちを奪い去る。
笛を壊され、翼を破かれて捕まってしまったカーナは、何か自分にできることがないかと考え、この世界に来てから何度も聞いてきた歌を歌い始める。
カーナの歌声に続くようにみんなも歌い始め、みんなに元気が戻る。
そしてブラックノーズがやっつけられた後、カーナはみんなと楽しく幸せに暮らすのだった。
解説・感想
キャラ数でギネス認定されてから最初に作られた映画のためか、同時上映も含め、登場キャラ数がかなり多い。
だがまさかやなせうさぎと同じ顔のウサギがたくさん出てくるとは思わなかった。
アンパンマンシリーズの中では特に暗く重い話。
ブラックノーズ、最初にカーナを助けた時点でただの悪人では終わるまいと思っていたが、まさかただならぬ悪人になってしまうとは。
暗闇の森に閉じ込められた経緯なども考えると、ブラックノーズにも何らかの救いがあってほしいと思っていたのだが、ブラックノーズに救いなんて元々必要なかった。
一応、カーナがブラックノーズと他の人々との価値観の違いに気付き、共存の道を提案したように見えたのだが、ブラックノーズはそれすら強硬手段で拒んだ。
そして、自分がずっと昔から外の世界に憧れていたことに気付いたとき、カーナもブラックノーズを見限ったようだ。
今回、いつもの成長ものとは違い、ゲストキャラが自分自身の力で大切なことに気付いた*2。
しかし、カーナが「幸せ」のあり方に気付くきっかけとなったのは、作戦を知られないためにしぶしぶ食べたパンがきっかけだった*3。
ブラックノーズとカーナは実の親子ではないがかなり共通点が多い。
気付くきっかけがなければ、作戦を隠そうとしなければ、悪人としてブラックノーズと同じ道をたどっていたのだろう。
そう考えるとちょっと怖い話だ。
今回も例年通りの変身ネタがあるが、カーナだけはほかの連中とは違う変身を見せる。
最初はカナリアの雛の姿で、幼い頃ブラックノーズの魔法で人間の姿に変えられ、今回の話で鳥の翼を持つ人の姿に自力で変身する。
最後の変身をした姿が真の姿で、そのときの能力がカーナの真の力だとすれば、あの人間の姿はある種のリミッターだったのかもしれない…というのは考えすぎか。
ちなみに、表には記載していないがブラックノーズもまた変身した姿である。
変身させられなかった連中は多くがカーナやブラックノーズの力により黒鼻に変えられてしまった。
鼻がなかったり低い連中は鼻のあたりに黒いこぶができた。
アンパンマンは変身もしなければ黒鼻にもならなかったが、自分で勝手に地面に激突して力が出なくなっていた。
新しい顔はニワトリアンパンマン号のくちばし(元々鼻のあった場所)から発射され、ばいきんまんたちが中継してアンパンマンに届けられた。
ばいきんまんたちは当初ブラックノーズを利用して世界征服をしようとたくらんでいたが、失敗した後はアンパンマンたちに対し協力的になっている。
みんなが歌うシーンでもごく自然にみんなと一緒に歌っていた。
で、その歌のことだが、アンパンマンのマーチが1番サビ→2番→1番→3番の順で歌われた。
観客にも歌わせるつもりだったようだが、順番が改変されていては、たとえ歌詞を知っていてもまともに歌うことはできないだろう。
演出上は「幸せ」の語が入る2番を先に持ってくるのはありだと思うが。
また、ブラックノーズが途中で「歌うな」と叫んだためそれで歌うのをやめてしまった人もいると思われる。
最後に、楽しいことが必ずしも「幸せ」には直結しないことを付け加えておく。
絵本との違い
- 基本的な流れは同じ。
- ばいきんまんは映画版のほうが4桁ほどスケールが小さい。
- 絵本では食べ物関連の話は丸々カット。
- ブラックノーズは映画のほうがやや凶悪。
- アンパンマンは絵本のほうがまともなやられ方をしている。
- ホラーマンは絵本版では白骨化したヒヨコになっている
その他考察っぽいもの
それっぽくならなかったので書きかけのまま別のページに置いといた。
→投げだした考察供養2『カーナの失ったもの』
公式リンク
- 公式サイト(リンク切れ)
動画配信リンク
その他のリンク
- 「はたらく おっちゃん」ミニレポ集 映画アンパンマン「ブラックノーズと魔法の歌」の音楽録り(劇伴BGMでフルート&ピッコロ&オカリナをやってた人のブログ記事)
みんなのタグ
商品情報
ブラックノーズと魔法の歌 [DVD] Amazonの商品ページへ アンパンマンDBで調べる | |
ブラックノーズと魔法の歌 DVD-BOX【生産限定2 枚組】 Amazonの商品ページへ アンパンマンDBで調べる | |
ブラックノーズと魔法の歌(サントラ) Amazonの商品ページへ アンパンマンDBで調べる |
コメント
1|2|3
嵐の中、1匹の小鳥が飛ばされ、谷底へ落ちていく。
谷底で誰かが小鳥をキャッチ。
街でみんなが夏のお祭りの準備。
そこへバイキンロボットに乗ったばいきんまん、ドキンちゃん、ホラーマンが現れる。
お祭りを荒らそうとし、みんなで叫んでアンパンマンを呼ぶ。
アンパンマンが来てばいきんまんと交戦。
ばいきんまんが荷車を投げるがアンパンマンがキャッチし、バイキンロボットを投げ飛ばす。
ばいきんまんが玉を撃つがアンパンマンが投げ返して詰まらせ、アンパンチでやっつける。
ばいきんまん達は谷底に落ちる。
声が聞こえ、見に行くとブラックノーズがカーナに何かを話していた。
ブラックノーズは毎晩笛を吹いて自分を早く自由にするようカーナに言い、正体は絶対にバレないよう言う。
カーナが飛んで地上へ。
ホラーマンが物音を立て、ブラックノーズに見つかる。
雨の中、カーナが歩いていると1匹の小鳥が巣から落ちたのを見つけ、拾う。
そこへメロンパンナが来て小鳥を巣に戻してあげる。
メロンパンナがカーナに挨拶し、パン工場に招待。
パン工場でカーナは名前以外分からないと言う。
ジャムおじさん達にパンとスープを出されるがカーナはブラックノーズに外の者が出してくる食べ物には気をつけるよう言われていたので断る。
夜、カーナはパン工場の屋根の上でブラックノーズから貰った食事をとる。
カーナは翼を出して飛び、民家の前で笛を演奏。
ブラックノーズはばいきんまん達に掃除をさせる。
ばいきんまんは閃き、ドキンちゃん達に耳打ち。
翌朝、メロンパンナがカーナを起こす。
カーナが外に出ると昨日の小鳥がお礼に来る。
学校でみみせんせいがカーナを紹介。
夏のお祭りのコーラス練習に誘われるがカーナは断る。
街でしょくぱんまんとカレーパンマンが準備を手伝う。
メロンパンナ達がしょくぱんまん達に声をかける。
しょくぱんまん達はヤギおばさんやネコおじさんの元気がなかった話をする。
アンパンマンも来るとボールを持った男の子が転んでしまう。
アンパンマンが助け、顔をあげる。
ジャムおじさんがアンパンマンの顔を交換。
ジャムおじさん達が新作のパンを配る。
カーナちゃんはパンを見てどうして色んな色や形のパンがあるのかと言う。
食べるよう勧められ、断るがみんながどうして何も食べないのかと疑問に思う。
カーナがパンを食べるととても美味しかった。
どんぶりまんトリオやケーキちゃん、たこやきまんにおダンゴちゃん、ソフトクリームマンもカーナに料理を勧めてくる。
すると音楽が鳴り、みんなが踊る。
メロンパンナがカーナと踊る。
カーナはブラックノーズに外の世界の者が踊るのはいけないことだと言われたのを思い出す。
しかしカーナは踊っていると笑顔になる。
メロンパンナに初めて笑ったと言われ、カーナは焦って走り去っていく。
夜、またカーナは笛を吹く。
朝、アンパンマンはパトロール。
学校でもカーナは歌わず、毎晩のように笛を吹いていた。
ブラックノーズは夜にカーナを監視。
SLマンが坂を上ろうとするが力が出ず、落ちていく。
アンパンマンが来てSLマンを助ける。
街でどんぶりまんトリオ達や元気のない街の人達も多かった。
学校を休む生徒が増えてしまい、カーナが焦る。
その日の夜、カーナは笛を吹くことが本当に正しいことなのかとためらう。
ブラックノーズはしっかり笛を吹くよう命令。
それを見たばいきんまん達はブラックノーズに何かを話す。
翌日、カーナの所にメロンパンナが来て歌う。
メロンパンナは歌うと元気になると言い、カーナにも歌うよう勧める。
カーナは断り、去っていく。
夕方、カーナが落ち込んでいるとアンパンマンが来る。
アンパンマンは今日も顔をあげていた。
アンパンマンはカーナにも顔をあげ、誰にでも出来ることはあると話す。
夜、カーナはみんなの優しさや歌で笑顔になったのを思い出し、ブラックノーズもわかってくれると説得しに向かう。
カーナはブラックノーズに笛を吹くのをやめたいと言う。
ブラックノーズは最後に笛を聞きたいと演奏させる。
笛から出る闇の音符をばいきんまん達がだだんだんしゅうおんきがたで回収。
ブラックノーズは自分はカーナの母ではないと言う。
嵐の日、小鳥(カーナ)がブラックノーズの所まで落ちてくる。
ブラックノーズはカーナを人間の姿に変え、自分が外に出るために育てたと言う。
カーナは信じないがブラックノーズは操り人形が欲しかっただけだと言う。
ブラックノーズが自由になり、外に出てしまう。
カーナはパン工場へ知らせに行く。
早く逃げるように言うとブラックノーズが現れ、カーナがみんなを暗くしたと言う。
ブラックノーズはパン工場を攻撃し、街も襲う。
街の人達がブラックノーズに捕まり、黒くなってしまう。
アンパンマン達が止めに来てパンチするが効かず。
トリプルパンチも効かず、ブラックノーズが攻撃してしょくぱんまんとカレーパンマンがヒヨコにされる。
ドキンちゃんがしょくぱんまんがヒヨコにされたので怒る。
ばいきんまん達は横取り作戦を開始し、ブラックノーズを攻撃しようとするが効かずにヒヨコにされる。
クリームパンダがグーチョキパンチしようとするがヒヨコにされる。
メロンパンナが気を取られている隙にブラックノーズに攻撃されそうになったのでアンパンマンが助け、顔が歪む。
ジャムおじさん達が新しい顔を焼こうとするがアンパンマン号ごとヒヨコにされる。
カーナがブラックノーズを止めようとするが翼を攻撃され、檻に閉じ込められる。
ブラックノーズがみんなを攻撃しようとするがアンパンマンがだだんだんの一部でガードし、しょくぱんまん達を守ろうとする。
カーナはアンパンマンの言葉を思い出し、アンパンマンのマーチを歌う。
メロンパンナやみんなも歌い始める。
カーナが母の歌を思い出すと変身し、捕まったみんなも元に戻っていく。
新しい顔が焼き上がり、ジャムおじさん達が届けようとするがブラックノーズが妨害しようとする。
ばいきんまん達が新しい顔をキャッチして投げ、メロンパンナがキャッチ。
メロンパンナが新しい顔を投げ、アンパンマンは復活。
アンパンマンがブラックノーズと交戦。
みんなの歌で力が湧き、アンパンチでブラックノーズをやっつける。
荒らされた街が元に戻る。
メロンパンナとカーナが踊る。
夏のお祭りが無事に開かれた。
コメントを書き込む