コキンちゃんとなみだのクリスマス

あらすじ

クリスマスパーティーの準備中、コキンちゃんがバイキン星からやってくる。家々の飾り付けが自分への歓迎ではなくクリスマスの飾りだと知ったコキンちゃんは、姉のドキンちゃんに会いにバイキン城へ向かう。しかしドキンちゃんもばいきんまんも相手にしてくれなかったため、コキンちゃんは泣き出してしまう。コキンちゃんの青い涙を浴びて泣いているやみるんるんを見てばいきんまんは新しい作戦を思いつく。
バイキン城から出たコキンちゃんは、クリスマスの谷に迷い込み、サンタさんと仲良くなる。サンタさんのお手伝いをしながら、コキンちゃんはクリスマスをみんながどれほど楽しみにしているかを知る。
町では、ばいきんまんが泣き虫だだんだんでクリスマスパーティーをめちゃめちゃにしようとしていた。泣き虫だだんだんの出す黒い涙に包まれると悲しい気持ちになって動けなくなってしまう。泣き虫だだんだんは町の人々を次々に黒い涙で包み、町を黒く染め上げていく。
少し遅れてやってきたコキンちゃんは、姉たちがみんなのクリスマスをめちゃめちゃにしようとしているのを目の当たりにする。コキンちゃんは泣き虫だだんだんに単身入り込み、説得を試みる。しかしドキンちゃんにその思いは通じず、コキンちゃんは泣き出してしまう。
コキンちゃんの青い涙はだだんだんの黒い涙の製造ラインに流れ込み、泣き虫だだんだんは故障する。そしてアンパンマンたちにより、泣き虫だだんだんは完全に破壊された。しかし、黒い涙で悲しくされた人々の気持ちは戻らない。
そこで、みんなでクリスマスパーティーの歌を歌って元気付けることにする。そして歌い終わって、みんなのクリスマスを守りたいコキンちゃんの涙が空に届いたとき、空から青く優しい雪が降る。雪は黒い涙をかき消し、町の人々に元気が戻る。
平和が戻ったクリスマスの夜、コキンちゃんはサンタさんと一緒に楽しくクリスマスプレゼントを配るのだった。